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100年前のぶつだん

現在、明治37年製造の仏壇の修復をさせてもらっています。
meiji37

お預かりは昨年でしたが、木地修理、宮殿修理、彫刻の彫り足しなど、下準備に時間をとられてしまい、今年から作業をすることになりました。

納期を長くいただけたのが幸いです。

昔の仏壇は例外なく、ニカワで部品を接着してあります。

今では、ボンドの登場によってなじみの少ない「ニカワ」です。

安価な上、水分を加えて加熱することでやわらかくなり接着力を増し、冷えると硬化するという性質を持つこの代物は、大変重宝する反面、

「加熱しないと使えない。」「水分を含んだやわらかい状態では、夏場の気温で腐ってしまう。」「時間が経つにつれ硬化しすぎて粘着力がなくなる。」etc.


などの、不便な点があり、ボンドの台頭によりだんだんお目にかかれなくなりました。

今でも、八女の仏壇屋で製造をしている所は、とのこ下地にニカワを合わせるという方法をとっています。

下地で使う際は、上から中塗りや、上塗りを掛けるので、先ほどの問題点はクリアー出来ると言う訳です。

さて、この100年選手のこのお仏壇もニカワで接着された部品は例に違わず、必要以上にポロポロと剥がれ落ちてしまいます。

これを、全部取り外しボンドで再接着する作業が一苦労です。

作業もれがあると、仕上がってからポロリと落ちる事があるかも・・・・



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