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ろうそくのすすって

今回はろうそくのすすについてうんちくをば語りたいと思います。

さて、洋ろうそく(いわゆるよく見かけるローソク)の原料はパラフィンというものですが、これは原油から出来ています。

燃やせば当然、油性のすすがでます。

このすすがやっかいもので、いわゆるレンジフードの汚れとほぼ変わらないと私は考えます。(汚れの度合いは違うけど)

そして、この油汚れにほこりや線香のすすが吸着されて、仏壇の汚れが形成されるものと考えます。

よって、水拭きや化学雑巾などで落とせるはずもなく、薬剤を使っておとす「すすぬき」が必要になるのです。

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すす抜き後の汚れには、ほこりやごみならず油性の汚れも含まれていると認識しています。

30~40年経過した頃、すすぬきをするのも仏壇を長持ちさせる「コツ」と言えましょう。つづく



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梅雨の晴れ間に

先日、お預かりした向江様のお仏壇。
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かなりそでて(傷んで:八女弁)います。
なおかつ、
mukaesama
横、うるし塗ってないやん。
mukaesama
壁には金箔が押してなく、黄色で塗られています。

何度か修理した跡が・・・

ちょっと残念な作業です。

今回の依頼は、完璧に元通りに修復してほしいとのこと。

ってな訳で、早速解体。

梅雨の晴れ間にすすぬき。
mukaesama
解体して判明。

ねずみのかじった跡や、虫食いの穴などかなりの損傷部位があったりして。

まあ、納期は十分にいただいていることだし気長に取り組みます。

粛々と作業は進む

塗り直し作業は中盤まで進みました。
荒牧様編
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中塗り終了です。

完全に乾燥した後、研ぎ→上塗りと進みます。


お仏壇の手入れのコーナー

よく「金仏壇は手入れが大変だから」という言葉を耳にします。

私に言わせると金仏壇は手入れが要りません。

水をこぼした時などは水あかにならぬようよく拭き取り、ほこりを払うだけ。

たったこれだけでいいのです。

あちこちの金箔が擦れてはがれている仏壇は、頻繁にお掃除をやっているという方が間違った手入れをやってあるということになります。

「うちに来てお仏壇を掃除してください」という依頼があります。

しかし、やることは普段みなさんがやってあるであろう事をやるだけです。専門家だからといって、特別なことをやることはありません。

逆に言うとやれないんです。このブログで紹介している「すすぬき」などは完全に解体するから薬剤にくぐらせたりすることができるんですが、仏間に入っていて解体していない仏壇には、ほこりを払って塗りの部分を拭く位しか出来ません。

仮に、びしょびしょにして洗ったとしましょう。汚れはよくとれるかもしれません。しかし、木地が水分を吸い込み乾燥も完全に出来ぬままだと、いずれ木地が痛み、下地がはがれたり塗りが浮いたりすることになる可能性が大です。

ただし、金物類の磨きなどはこの範疇ではありません。優れた薬剤などが多数販売されていますし、専門の工具も持ち合わせていますので、お客様宅でも完璧に仕上げられます。

結論・金仏壇は手入れが難しいのではなく、手入れする必要がない。

女性伝統工芸士展、開催

明日からアクロス福岡で女性伝統工芸士展が開催されます。

大坪サンが出展するので、きょうは午前から搬入です。
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石川県や京都、東京など全国各地から出展です。

なんでも、女性工芸士の会長が博多織の重鎮の方らしく、その関係で福岡で開催されるのだとか。

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今日は、会場設営などで大忙しです。

たくさんの来場者がありますように。

九州北部 入梅

乾燥が湿度に左右される為、梅雨時期は一番うるしが乾きやすい時期と言われています。

逆に失敗する確率も高くなるという塗師屋泣かせの時期です。

さて、お預かりの荒牧様
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サフェーサーを吹きました。

サフェーサーとは下地と中塗りの間にはさむもので、中塗りの密着をよくするものであると認識しています。

上から塗りを重ねるため完成時には塗ったか塗っていないかはわかりません。しかし、これをしとかないとあとから不具合が出そうで心配です。

コストを下げるため、手を抜いて省略する業者もいると聞きます。

あとは中塗り→上塗りと進行します。

お待たせしました安永様 完成です。
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wakibako
上の写真は2か月前の状態です。

3月に末に請け負いましたので、約2か月とちょっとかかりました。

長らくお待たせしました。