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工芸士への道6

9月15日は中間審査でした。
3回ある中間審査の2回目です。
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組合の理事長、審査委員長、審査員数名がいらっしゃって、作業の進行具合や作業場の視察です。
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皆さん、ことのほか蒔絵には興味を示されました。

あとは、10月7日の最終審査です。

あっと、その前に10月1日には学科試験があります。

勉強しなくっちゃ
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ちょっと気になる、うるしのはなし

おっす、ふくだよ。
fuku
先日のうるしのはなしのつづき。
H.Pのうるしのはなしにもかいていますが、そこに書かれていない新しい情報をうるし屋さんから聞いたのでちょっと披露しようかな。

宮腰哲雄著「漆化学の進歩」によると、なんとうるしは中国では「薬」として活用されているという事。

まぁ、もともと樹液だから体に悪い事はないとは思っていたけど、かぶれるし体にいいとも思っていなかった・・・

日本でも、「漆の花を酒に漬けた漆酒や漆の実を炒った漆コーヒーが用いられ、生漆を一滴たらした水は胃酸過多によいとされる・・」ほかにも、「白血球増殖作用」や「血液凝固促進作用」等があると書かれているんだ。

うるしやさんは、「うるしに携わる人は長寿が多い。」とも言っていた。

そーいや、オヤカタのバーチャンは享年100歳目前だったな。

おいらも13歳だけど、20歳まで生きれるかな?

うるしの調合って?

おっす、ふくだよ。
fuku

ところで、うるしの調合はどうするのかとよく聞かれます。
オヤカタは、ガラスの上に調合済みの同種類のうるしを塗って一晩おき、その乾き具合でその日に塗るうるしを決めています。

これは多分、先輩芸人職人の「ノブタカチャン」も、うわばみ「トシオチャン」も一緒じゃないかな。
sikennuri
乾きが早いと写真のように「ちぢみ」が出ます。

「ちぢみ」が出たら遅口のうるしを混ぜ、乾燥を遅めます。
乾かなかったら「早口」のうるしを混ぜ、乾燥を早めます。

そんなこんなで、その日に塗るうるしを決定する訳です。

「うるしは生きている」

う~ん、奥が深い。

工芸士への道5

2回目の中塗りうるしを塗り終わって、箔下の部分に「箔下消しうるし」を塗り終わりました。

今日から「胴擦り」に入ります。

金箔を押す部分を刷毛塗りしているため、どうしても「刷毛目」といわれる刷毛スジが出ます。
その刷毛目を炭で研いで平らにし、そこにうるしを刷り込んで、なおかつ研ぎ上げて「炭研ぎ」の目すら消すという技法です。
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金箔を押す箔下うるし部分を丹念に炭研ぎした後、液状に溶いたうるしを刷り込みます。

これを2回行います。
これで、「炭研ぎ」あとの目にうるしが吸い込まれ、堅牢で平らになります。

そこを
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コンパウンドや、「角粉」といわれるみがきグッズで磨いていくわけです。

最終的には
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「炭研ぎ」のあとはすっかり消え、ツヤが出ます。

これで、とりあえず2回目の中間審査の現地視察(9月15日)の工程まで終わりました。
一安心です。


次回はいよいよ上塗りです。

工芸士への道4

課題作品着々と進行中。
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1回目の中塗りを炭研ぎし・・
そんなこんなで・・
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2回目の中塗りを終了しました。
syuuryo
今後はこれの箔下部分に箔下の艶消しうるしを塗って、「胴刷り」なる作業に移ります。

蒔絵の方は
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こちらも、着々と進行中。

工芸士への道は険しい。